土日バイトの話。
先月末、市内の某スーパーで「デコポン」の試食販売をしました。
食べやすいように一房ずつ分けて、
青果バックヤードで分けていただいたプラスチックの容器に入れてお勧めしてました。
業務終了時間10分前、他の商品を売っていたオバサマ(マネキンさん)に声を掛けられました。
「あんた、○○(派遣会社名)から来てるんでしょ?」
どうやら、同じ派遣会社に所属している方らしい。
(試食販売の対象商品で、所属会社がだいたいわかるんですね)
「だったら一言いうけどさ、プラパックにそのままミカン入れてちゃダメだわ」
「昨日来てた若い子にも言ったけど、美味しそうに見えないわ」
「第一、お客さんに失礼だわ」
「私はね、レタスとかキャベツの葉っぱをもらって、パックに敷くよ」
「美味しそうに見えるように、それくらいの工夫しないと」
「でも、あんたは声もよく出てるしベテランみたいだから大丈夫だろうけどさ」
機関銃か?と思えるスピードで、どんどん話してくる。
「なるほど、そうですね!」
…と、にっこりと笑顔を作って相槌打ちつつ聞いてたけど、
目の前を通るお客さんにお勧めしたいし、そろそろ片付け準備もしたいし、
正直、ウザイな…って思った。
オバサマのアイディアはすばらしいと思うのだけれど、
派遣会社からの指示以上のことをしてもよいものか?勝手なことしちゃイカンだろうなってのもあって。
更に、オバサマの発言をウザイって感じてしまったことに対する反省みたいのもあって
この日以降、しばらく、フクザツな気持ちでいたのだけれど、、、
昨日、三重県の某スーパーで「こだわりトマト」の試食販売をした際、
このオバサマの手法を使ってみました。
レタスの外葉はキレイなもんがなかったので、
キャベツの外葉をもらって、パックに敷いてカットしたトマトを載せてみた。
ら、青果パートの方たちから「うわぁ、美味しそうに見えるねぇ」という反応が。
(実際、美味しいトマトだったんですけどね)
一部から「こういうときは、キャベツじゃなくてレタスを使うもんじゃないの?」
という突っ込みも入りましたけど(それも終わりがけにw)概ね好評でした。
たくさんのお客さんに食べていただけたし、買っていただけましたから。
良いと思ったアイディアは、素直に取り込んでみる…のもいいのかもね。